とら食堂ラーメン(白河)へ
道の駅で4時半に目覚める。
「早!」と思いつつ起きる。旅は興奮するのだ。間違いない。
トイレを済ませ、ココを散歩に誘う。シッポを振ってるが半信半疑だ。
「こんなに早く本当に散歩?」
妻は起こさず、外に出る。
広く、綺麗な道の駅だ。


散歩から戻ってくると妻も起き出した。
お互い、綺麗なトイレで体制を整え?朝食を食べようということに。
家から持ってきた妻の手作りパンを焼く。簡単だけど優雅な朝の時間だ。
8時半頃、白河に向かって出発。雨が降りだしたがひたすら下の道を約1時間半かかって目的地「とら食堂」に着いた。
ここはカーナビがないと分かりづらい場所で、回りは田んぼだ。
平日で雨の悪天候にも関わらず開店50分前(10時10分)で13番目であった。
入り口にツバメの巣があるということは人の出入りが激しく、正に
「繁盛してまっせ!」とういう証拠なのだろう。
15分前には皆並び始めたではないか。

11時オープンで順番で名前を呼ばれる。
中はこざっぱりした空間だ。天井も高くていい。


メニューをみて、私はワンタン麺、妻は中華そばを注文。
ほどなく、期待一杯のラーメンが来た!


見るからに美味そうだ。
「イザ!」
スープから飲む。
黙々と食べる・・・。
で、食べ終わってからの二人の評価は・・・スープは美味しいし、麺も美味しいと。
だがどういう訳だか何かしっくりしない。美味しいのだが。
まあ、期待が大きい分そうなのかもしれないがスープは化学調味料を使っていないので、それが本来の味なんだろう。(私はスープを全部飲み干したが・・)
逆に自分達が化学調味料とか濃い味に慣れてる面もあるのだろうと思った。
テーブルには玉ねぎのみじん切りがあり、途中で入れるらしいので妻が入れると
「あっ、全然違う。おいしい~!」
う~む、我々大した食通でもない凡人には中々理解しがたい深みがあるのだろう。これはお試しあれ。
※後日、再度プロフェッショナルのビデオを見たら又、食べたくなった。後から美味しさがこみ上げてくるのか?
「あっぱれ」と言いたい。
さ、これからは那須高原に行ってゆっくりしようということで道の駅「那須高原友愛の森」へ向かった。

ここは何度も来ている馴染みの道の駅だ。
まずは車中で大人しくしていたココを散歩に連れ出し、ストレスを発散させる。
「さあ、これからどうしようか?」
協議の結果、まずは温泉でゆったりした後、コンビニで好きなものを仕入れて宿泊地であるこの道の駅で夕食をしようと決めた。
基本的にはキャンピングカー旅の時は、車中で料理はしない。
旅に出て又食事を作るのは妻のとっては
「旅行に来てまで、食事は作りたくない。毎日作ってんだカンネ。カンネ」ということだろうしね。
雨が降ってきたが、構わず近くの「那須山」に向かう。ここもよく行く温泉だ。
中も綺麗だ。
平日の4時頃雨だったが露天風呂に大きな東屋があり濡れることもなく、ほとんど貸し切りの状態でゆったりできた。
上がってきた妻もさっぱりした湯上りの顔で
「サイコー!!」との声を発し、たっぷり堪能したようだ。
二人とも満足した状態でセブンイレブンで夕食と明日の朝食を購入し、道の駅でゆっくり食事をとる。
イイ感じなのだが、唯一残念なのは私は酒が飲めないこと。
本来であれば、
「さぁ、温泉にも入ったしこれから飲むぞ!」
「酒のツマミもあるし、まずはビールで乾杯!! 焼酎もうまい日本酒も、バーボンだってあるぞ。お前はワインでも飲むか? ハハッ」
という感じになれば最高なのだろうが、飲めない。以前の記事にも書いたが蕎麦湯を飲んで「真っカッカ!」という位だからなぁ。
「う~ん、人生の楽しみの半分がないのか」
という気がしないでもないが、こればっかりはしょうがない。
それでもアルコールなしで二人で食べるだけだが、これはこれで楽しい。
ココも我々と一緒にいて満足げだ。「これでイイのだ」と自分を慰める。
日常とは違う空間で家族と過ごす。これも一つの幸せの時間なのだ。
家族といえば息子と娘が小学生の頃、家族4人でキャンプをした時も幸せな時間だった。
その時は、当然キャンピングカーなどなく普通のテントキャンプで過ごしただけだったが貴重な思い出になっている。
今は二人とも独立してそれぞれの生活をしているが、子育ての時期を過ぎ夫婦二人の現在もそれなりに楽しい。ま、これも夫婦円満でないと感じ得ないことであるのは間違いないし、妻の感謝しなければならない。
そんな殊勝なことを考えながら眠りについた。