購入記 (その11)
広島に単身赴任してからはトレーラーに乗る機会がメッキリ減ってしまった。
そんな中でも「こうしてなるものか!」と、ゴールデンウィークに山形の道の駅(象潟)に行った。
だが、無常にもせっかく4~5時間掛けて長い図体で行ったのに「散々だった!」
その時は大雨が降ってきて「温泉から日本海の夕陽を見る」という素敵な計画が見事に潰れた上にずぶ濡れになって、トレーラーに入り大人しく早く寝ようということになった。
だが、布団に入っても激しい雨音で眠れない。
「う~ん、こりゃぁダメだ!」
そんな中でも「こうしてなるものか!」と、ゴールデンウィークに山形の道の駅(象潟)に行った。
だが、無常にもせっかく4~5時間掛けて長い図体で行ったのに「散々だった!」
その時は大雨が降ってきて「温泉から日本海の夕陽を見る」という素敵な計画が見事に潰れた上にずぶ濡れになって、トレーラーに入り大人しく早く寝ようということになった。
だが、布団に入っても激しい雨音で眠れない。
「う~ん、こりゃぁダメだ!」
夜中(2時頃)起きた。妻に「帰ろうか?」そんな問い掛けに「そうだね。」と、落胆した返事が返ってきた。
雨の中、出発の準備をしてとんぼ返りで自宅に向かう。
夜中、雨の中、ひたすらトレーラーを引っ張って車を走らせる。
「・・・・。」
無言のまま走る。
今考えると、単身赴任のストレスもあったのだろう。せっかく買ったトレーラーも使わないと勿体ないし義務感みたいな気持ちで出かけた感じだった。
無理に旅に出ようとするといい事はない。おまけに図体が大きいから気軽にコンビニにも止められない。
自宅に着く頃には、二人共クタクタの状態になっていた。思わず、
「やっぱり、自走式のキャンピングカーが良いかなぁ~」
と呟いたら、すかさず妻は言った。
「うん、それが良いよ!」
妻もトレーラーの使い勝手の悪さに我慢していたんだろう。
出発準備や、到着時の大変さ、何より気軽にコンビニなどに出入りできない面と、運転技術の未熟さで隣に座っていても安心感がなかったのが嫌だったのだろうなと思った。
それからは、自走式キャンピングカーへの乗り換えに向けての行動が始まった。
この辺は気持ちの切り替えが早い。
この辺は気持ちの切り替えが早い。
まずは、トレーラーを売却、もしくは下取りにだそうと計画した。
トレーラーを購入した販売店に行き「委託販売は出来ますか?」と聞いた。
こちらの希望受取金額に販売店の手数料を上乗せして販売してもらうやり方だ。
通常、普通車を買う場合は下取りに出す形が一般的だが、キャンピングカーの場合(特に中古車を購入する場合)希望の車がそこにあれば良いが、中々ない場合が多い。
その為、委託販売提案をした訳なのだ。
当然、販売店は自社保有のキャンピングカーを勧める訳だが、台数も少ないし希望車がなく委託販売の形で話を進めた。
受取希望価格も決まり、トレーラーを販売店に置くことにした。
「程度も良いし、すぐ買い手は付くと思いますよ。決まりましたら、連絡します。」
という社長の話だったので、安心していよいよ自走式キャンピングカー購入計画行動に入った。
インターネットでいろいろ調べる。新車は無理だろう。中古で探す。
まあ、単身赴任中だし、今すぐというのは当然無理な話なので、ゆっくり探すことにしたのだ。
委託販売を依頼したのが、その年の11月頃だったと思う。
車種も特に決めないまま、何となく時間が過ぎ、翌年3月の仙台夢メッセのキャンピングカーショーで今のキャンピングカーを決めることになる「キッカケ」があった。
いよいよというか、見ている人は「ようやく!」キャンピングカーを購入することになった。
その話は次回、購入記「最終章」にて。