購入記 最終章2
「グランキャパ590」は販売店の奥にひっそりと佇んでいた。
まるで私が来るのを、じっと待っているかのように。

中を見せてもらった。まず良かったのは、「タバコ臭くない!」
妻は鼻が利くので臭いには敏感だ。タバコ臭いと、その時点で「NO!」だ。
まず第一関門クリアになった。
ダイネット(ダイニングスペース)、ギャレー(キッチン)、二段ベット、
トイレルーム、運転席など、じっくり見る。
トイレルーム、運転席など、じっくり見る。
「イイ!!」
一つだけ気になったのは、ダイネットが4人掛けスタイルでなかったこと。
だが夫婦旅が基本だから、座り心地も良いし、運転席と助手席が反転して対面式にもなるということ(ちょっと面倒くさいが)で、これも私の中では「OK!」となった。
ほとんどの設備(サブバッテリー2個、インバーター、FFヒーター、冷蔵庫、電子レンジ、カセットボンベ式ガスレンジ(5本入り、これは便利だ)テレビ、バックカメラ、カーナビ、サイクリングキャリア、ランチョ4本(乗り心地をよくする)換気ファンなどが付いているので、オプションを追加することはない。
店長に聞いたら、前オーナーは、これを下取りに出して「ボーダー」を購入したとのこと。又、トライアスロンが好きで家族で利用していたとのこと。(何と、このオーナーに6年後に偶然仙台で会うことになるとは!)
今回は一応「見るだけ」という気持ちで行ったが、「一目惚れ!」してしまった。
「欲しい!」というのが正直な気持ちだった。気持ちが盛り上がるだけ盛り上がって、店を後にした。
「欲しい!」というのが正直な気持ちだった。気持ちが盛り上がるだけ盛り上がって、店を後にした。
実は、ここに来る前に吉報が入っていた。キャンピングトレーラーが希望依頼額で売れたのだ。
妻にメールでキャンピングカーの写真を送り、電話連絡する。「いや~良かったよ。前オーナーがタバコを吸っていないからタバコ臭くないし。○○も付いているし、○○も付いている。」
と、子供が買ってもらう為に、買った場合のメリットを沢山言う感じだ。
「キャンピングトレーラーが売れて頭金にできるし、月々のローンもハリアーの支払いも丁度終わるしね。」
妻は一言呟いた。
「いいんじゃない。」
「えっ?えっ!」 「買っていいってこと?」
「気に入ったんでしょ。というか決めているんでしょ。」
おお、さすがは我が妻だ。よく私の性格を見抜いている。
「ありがとう!」
次の休みに、横浜のディラー「ナッツ」に再訪した。勿論、契約に!!
納期はゴールデンウィークに間に合わせることで了解し、店長が宮城自宅まで納車に来てくれた。
こうして2009年4月末に、現在のキャンピングカーを手に入れた。それも、まだ単身赴任中に!
「キャンピングカーをこうして手に入れた」記事を記憶を辿りながら、書いてきた。
夢を実現させる方法は、自分の経験で「体感」したことは
①まず、『思う』こと。
②『行動』すること。
③『諦めない』こと。
①まず、『思う』こと。
②『行動』すること。
③『諦めない』こと。
だと思う。条件が「揃わない」と実現しないのではなく、「行動する」ことで条件が揃ってくるのではないか。そんな気がする。
「気が付いたら、そこに自分が『望んでいたもの』が目の前にあった!」
キャンピングカーを手に入れることだけでなく今までの全てのことが良くも悪くも、正にその通りのことが常に「目の前にあった」ということを感じる。
この記事の最後に手に入れて、最初の頃の写真をご紹介します。
