7月25日(土)11日目
朝、パッと目が覚めた。まだ5時ではないか。
まあ、昨日9時には寝ていたからな。しっかり8時間寝ていた計算。
「起きよ、起きよ。もったいない。」 と、早速駅のトイレへ。
道の駅と鉄道駅が一緒になっているトイレなので綺麗だし、ウォッシュレットだし、思わずここに住もうかと思った位。(んな訳ないか)
ココに「散歩行く?」 言った途端、もう目が「キラッ!」と光って
さらに耳が蝶々のように「ふわりっ」となびいて私の膝に飛び乗ってきた。(うぃ奴よ)
ココのゴールデンタイムが終わり、さあ出発。
スタートは小雨だったが、走っているうちに曇りとなり、まずまずの天気になってきた。
1時間程のドライブで日本最北端の『宗谷岬』に着いた。
正直、岬自体が特に素晴らしい訳ではなく、
「一番北まで来たんだかんね。、お金も掛かったんだかんね。」
という気持ちと、ここに来たという 「満足感」を味わう為もあるんだよね。
その為『日本最北端の地』と書いてある塔の前で記念撮影する訳ですよ。
「そんな写真、いらねえよ。自分の胸に刻んであれば、それだけで良いのさ。」
と、思いつつ何枚もココと写真と動画を撮った腑抜けの私だった。何と自撮り棒を使ってまで。

さらにお土産屋で車に付けるステッカーまで買った。おまけに、あろうことか到達証明書まで買うとは。
(もう、還暦にもなってミーハーなんだから。ここまでくると単なる「おのぼり」さん。高倉健にはなれないのでした。)
宗谷岬を後にして、オホーツク海方面に南下。
ここからは、さっきまで日本海だったのがオホーツク海に一瞬で変わるのだ。
そんなバカなことを考えつつ、『オホーツク海道』と呼ばれる道を南東にひたすら下って行く。
曇り空だったので、折角の海街道も色鮮やかにという訳にはいかず、でも北海道らしい景色を堪能しながらカニで有名な枝幸町(えさしまち)に到着。
お昼時だったので、ブログにあった『えさし丸』でカニのかき揚げソバ(600円)を、美味しく頂いた。

「こりゃ、ボリュームもあってうまい!」
お土産も売っていて、多分こういう所が安いという判断でほたて貝柱、かに炊き込みご飯、ほたての炊き込みご飯を購入。
枝幸町内に入り、近くの公園でココ散歩、スーパーでの食料品を買って今日P泊地の『千畳岩キャンプ場』に。
ここの無料キャンプ場は芝生もあり、広々としたキャンプ場。
7月のカニ祭りの時は、一面キャンピングカーだらけになるそうな。今日は土曜日だが、あいにくの曇り模様でバラバラの状態。
広い芝生でココを散歩させて、再び枝幸町に行き『ホテル幸林』の温泉へ。
さっぱりしてキャンプ場に戻り、
「今日は、旅に出て初めてのビデオ鑑賞にしよう。」と決めた。
後部の妻専用のベッドにテレビとビデオデッキを備え付けているのでココとゆっくりビデオ鑑賞(ホワイトハウス、何タラカンタラ?)を楽しんだ。
どんどんのめり込んで3時間以上、見てしまった。
もはやこれまでと思い、ココと自分の寝床に入った。