キャンピングカー北海道ひとり旅 21日目(えりも岬)

8月4日(火)21日目


朝を迎えて、今日で3週間目になる。

「早い!あっという間じゃないか。」

 

でも密度は濃いな。今まで(日常)の3週間という期間では一番密度が濃いのは間違いない。

毎日が違う空、違う空気、違う場所だからだ。

 


珍しく9時頃まで、ゆっくりして出発。

今日は『えりも岬』を見て、道の駅『みついし』まで行く予定。約140kmだ。

 


昨日までで、約2000kmちょっとだから、1日平均100kmしか走っていないのだ。

だから走り回っている移動距離ではない。結構その場、その場にいる『時間』が長いということなのだ。

 

南に向かっていると、「ちくま一般公開」という看板が。

地元特産の、ちくわ工場で食べ放題か?と思ったら「駆逐艦ちくま」の一般公開だった。(失礼しました)

せっかくなので見学することに。岸壁にその雄姿を、見ることが出来た。
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大きな看板に「歓迎 海上自衛隊艦艇十勝港入港」と、書いてあり、制服を着た自衛官達が入口にいたが、何か手持ぶたさの感じ。

平日の10時ということもあり、20~30人程度の見学者しかいないからだ。

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艦艇の中に入って見学したが、まじかで大砲を見ると確かに迫力はあった。

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まあ、後は特に見て感動するものもなかったので、見学終了。車に戻って出発。

 


えりも岬』に向かって走っていくが、本当にこの先に、人が住んでいるのかという位、何もない海沿いの道を走っていく。

 


森進一の

「えり~もの~春わぁ~何もない春です~」

 

じゃないけれど、本当に何もないんじゃないかという道程だった。

 


ようやく岬についたが、石塀に「襟裳岬 風の館」と書いた門みたいなものがあり、ここかなと入ってみたら入場料がかかる博物館みたいな建物だった。

商売っぽい印象だったので、入らずに本来の岬の石碑がある展望所へ。

いや~、天気が良いので上から見た海は、ブルーも混じり白い波濤も見え、飛んでいるカモメを上から見下ろすから何とも素晴らしい景色だった。

岬の端のつがなる小道もあり、カップルが歩いているのも見えて、何もないじゃない、立派な「観光景色」だった。


海は晴れないとその魅了が発揮できない。思わず、先に写真を撮って上げて私の写真も撮ってもらった。
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昼過ぎになっていたので、食べログで評価の高い『かねこ食堂』の「えりもラーメン」を、海がガラス越しに見えるテーブルについて食べた。

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「うん、スープが塩味で魚介の風味が出ていて美味い。」

具はツブ貝と海藻が数種類、チャーシュー、メンマと具沢山。

面は中太で、まずまず風味とマッチしている。スープまで完食した。



すっかり満足して車に戻ったら、又悲劇が待ち
構えていたのだった。

ココに声を掛けても、すぐ寄ってこない。

何かおかしい。

椅子の下に隠れていて「ココ、大丈夫?」と、声を掛けても無反応。


ふと、その周りを見たらレンズの破片が!!!


何と、何と、何と、又やられた!

「レンズがコナゴナじゃないの~!」

 


メガネフレームも何処にやったか見つからない。怒ったら、やっぱり確信犯。

分かっているんだよね。表情が「ゴメン」というか

 

「見つかっちゃった、怒られるー。」

 

という感じ。


うんも~、自分で自分のバカさ加減にあきれたね。4回だよ。4回!

学習能力の無さに、愕然としましたね。(猛反省)

 

 

気持ちを運転しながら落ち着かせようと、目的地に向かう。

えりも岬から、道の駅『みついし』まで行く海岸線には小さい町が続いていて

 

「な~んだ、こっちから行けば人がいるじゃん」

 

と、自分勝手な言い訳みたいなのを言いつつ、海を眺めながら運転して行く。

 

私は海育ち(岩手県宮古市)で、潮風と磯の香りが大好きなので、窓を全開にして運転していたのだが、「磯の香り」とは正に

 

「昆布が主体なんだ。」

 

という事を改めて感じた。

ここは昆布漁が盛んで、昆布を干していることを加味しても磯の香りが半端ない。

これは海のしょっぱい海水に岩にびっしりこびり付いている昆布が「ダシ」になって香っているんだと思ったね。

磯の香りは、それだけではないというのは、当然としても、ほとんどが昆布だったということを、ここに来て改めて分かった。

 


そんなこんなで運転疲れもあり、休憩で立ち寄った『親と子のふれあい海水浴場』という名の駐車場で、爆睡の昼寝をココと一緒にした。

 

さすがに長い時間だったとみえてココが起こしに来た。浜辺で泳ぐ子供達も、マイクでおじさんが

 

「泳げる時間は、あと20分ですよー!」

 

と、いう合図で浜に戻ってきて、身体に付いた砂を、おじさん達にホースで洗ってもらっている。

何か、懐かしいような、「正しい日本の夏」という風な感じで、「ほっこり」した気分になった。

海で泳ぐ子供達を見たのは、本当に久しぶりで、この前見たのは何年前なのか、遠い昔のような気がしていた。

 

でも、つくづく私は「海が好きなのだな~」と思う。

子供の頃の想い出や、育った環境の影響は一生続くのだ。

 

 

ようやく、道の駅『みついし』に着いた。

ココの散歩を済ませ、併設している温泉に入り、すっきりしてから、レストランでカレーが美味しいと評判の店で「ネパールチキンカリーと「プレーンナン」を注文。

ネパールの女性が注文を取りにきたので、本格的なカレーだと期待して待つこと10分。

 

何とでかい「プレーンナン」が運ばれてきた。
片手が3つ位、入りそうな大きさで、思わず声が出てしまった。

「ワッ、でか!」

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その後、カリーも運ばれてきて食べた。
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味はチキンカリーもナンも非常に美味しかった。

これだけでも、名物になる位の味なのだが、何かが足りない気がして、思ったのは「後味」だ。

後味を良くする為に、ちょっとしたアイスクリームがあれば絶品になると思った。後味が良ければ、さらに又あの味をという気持ちが強くなるしね。

 

今日は、2日分の日記を、しっかり書いてから寝ようと頑張って書いたので、気が付くともう11時だ。

 

ココも「まだ、寝ないの?」とゲージに入ってはいるが、本気寝ではない。待っているんだ。一緒に寝る為に。

 

「ヨシヨシ、今寝るからね~。」

よし、今日はここまで。明日のことは又明日、考えよう。

 

おやすみなさい。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

60歳で定年退職し、夢のひとつであった「キャンピングカーで1ヶ月間北海道を旅する」を実現し、ブログを立ち上げ、さらに第二の人生を謳歌すべく毎日を「生き生き」と過ごすことを目標にしています。 「人生は楽しまなくちゃ」をモットーとしており、夢をさらに実現させようと思っています。 キャンピングカーでの楽しみや、自由気ままに思ったことを書こうと思っていますので、お気軽にご覧頂ければ幸いです。