8月13日(木)30日目
6時過ぎに目覚める。
外を見ると、結構泊まっている車がある。キャンピングカーも6~7台位か。
ココを連れ出し、周辺を散歩させる。
やはり、整備された歩道が川沿いにあり、向こう岸まで続いている。
ランニングする人や、同じように犬の散歩をさせている人、自転車に乗っている人もいる。
向こうから2台連なってすれ違いざま
「おはようございます。」
と、外人のカップルが自転車に乗りながら挨拶してくれた。
外人さんは、挨拶が習慣になっているのだろう。自然な感じである。
その点、日本人もする人もいるが、無言で通り過ぎる人が多い。
まあ、自分も人を見ながらしたり、しなかったりしているから、そんなものなんだろうな。
妻の便は、千歳空港に11時20分着だが、迎える前にガソリンを満タンにしてから行くつもりなので、早目に出発した。
給油は、いつものモダ石油。
満タンにしたところで空港に向かい、B駐車場に止める。千歳空港ターミナルは初めてだが広い!
中にショッピングセンターが入っており4層のでかいターミナルだ。
やはり、北の空の玄関口だけはある。
到着口で待っているが、中々仙台便の到着マークが付かない。新幹線で待っているのと、飛行機で待っているのと、心配度が全然違う。
新幹線は墜落することがないからな。
ようやく、到着マークが点灯し、ほっとしたが出てくるまで15分以上は掛かった。
妻と車に戻ったら、ココは一ヶ月振りの再会に飛び跳ねて妻を迎え、嬉しそうだった。
出発すると、ココは運転席と助手席の間に座り私と妻の顔を交互に見て不思議そうにしている。
どんな気持ちなんだろうか。でも、ほっとしている感じは伝わってきた。
今日から「ふたり+一匹旅」が始まる。同じように楽しい旅であるようにと思った。
何処に行くにも、コーディネーターは私の担当。最初、夕張に行く予定だったが、昼時でもあり、妻が
「お腹が空いた」
との発言で、一昨日2泊した道の駅「マオイの丘公園」に向かった。
この前と全く違い、人、人、人。
「そうか、今日からお盆だから、こんなに混むんだ」と、納得。
先日買った店で、又とうもろこしとミニトマトを購入。早速、車で茹でて食べた。
妻も「おいしい」と満足気。
レストランの混んだ所で、高い料理を食べるより、ずっと充実したランチになった。
お腹が落ち着いたので、高倉 健映画の『幸せの黄色いハンカチ』のロケ地の夕張へ。
天気は良いが、北海道にしては今日は暑い。
入場料窓口のおじさんは無愛想だったが、ロケ地は武田鉄也が乗っていた車も展示されており、
蝋人形の『高倉 健』も居て、
それなりに楽しめて良かった。
記念撮影で、老夫婦の写真も撮って上げて我々の写真も撮ってもらった。
その時、その脇に明らかに
「その筋の人」かな?
という風貌のカップルと子供がいて思わず
「一緒に撮りましょうか?」
と声を掛けたら、(勇気があるね)
「わりぁ、どこの組のもんじゃ!」
と、なったらとっても怖いが、いかにも低音で、
「どうも」
という返事の予想を思いっきり裏切って非常に低姿勢で、笑顔をふりまきながら「高音」で
「どうも、済みません。」
と、きた。
「外見だけで判断してはいけないな」と思った次第。
そこから富良野まで山道で80km位。
途中、北キツネが1匹、道路から出てきたのを発見して、
「良かったね、初日から北キツネを見れて」
と話していたら、すぐさま別の北キツネ遭遇。
濡れ鼠のようにベタベタになっていて病気持ちの感じで妻は引き気味。
その後、今度は道路の真ん中で避けようともせずに、逆に車に近づいて来る北キツネが。
おそらく、誰かが餌をやったのだろう。餌がもらえるという風に見上げてくる。ゆっくり、車で轢かないように走らせる。
その後、都合10匹以上見て、「もう、いいね」と妻はあきれた様子。
この山の中だと熊が道路に出てきてもおかしくない雰囲気だったが、残念?ながら、熊との遭遇はなくて無事、今日のP泊予定地の『ふらのハイランド』に着いた。
ドアを開けたら、何かが飛んでいる。
「バッタだ!」
それも結構多い。トンボが飛んでいたのは、窓から見えていたので分かっていたが、バッタもこんなにいるとは思わなかった。
虫の嫌いな妻は「無理!」と一声。(でも、今日はここにP泊するのだ)
ラベンダーは残念ながら、もう終わっていて見る影もない。花の咲く期間は短いからしょうがない。
妻が店内のトイレを借りて、私が利用した朝食セット(風呂とバイキング朝食がついて1,100円)があることを確認して、一度、富良野市内に出て、妻念願の北海道の美味しい「味噌ラーメン」を
食べログで探した店に直行。
期待を込めて待つこと5分。出てきました。
美味しそうだ。スープを一口飲む。
「ん?」
二人共、無言。
通常は、美味しければ顔を見合わせ、「美味しいね」と言い合うのだが、無言。
「いや、いや、これで終わるはずはないきっと、これからビックリする位、美味しくなるからな」
と、期待して麺をすする。さらにスープを飲む。
「・・・マズイ。」
妻の顔を見る。
無言だが、あきらかに(美味しくない!マズイんじゃないの?)と、言っている。
会計を済ませ、外に出た瞬間妻は放った。
「ひどい!不味い!」
期待が大きかった分、評価がキツイ。私も力なく「んだね。」しか言えない。
「口コミも当てにならないね~」と妻の一刺し。
それからアイランドに落胆して車を走らせる。
当初、風呂は明朝という計画だったが妻がどうしても今日入りたいとの事で再び、ふらのアイランドにもどったら大雨。
さらに混んでいる。雨が止むのと、混雑時間を避けて入ろうということで、二人+ココは仮眠状態に。
少し時間が経ち、私だけむくっと起きて、この日記を書いている。
そろそろ妻を起こして風呂に行こうと思う。
さすがに、私も妻も疲れていたらしく、風呂に入ってさっぱりした後は、ぐったりして、ココは私と一緒に寝床に入って早々と寝た。
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