バンコクからパタヤへ
1月20日(月) タイ4日目その1
バンコクに3日間居て、今日からパタヤに行く予定だ。最初からその計画だった。
何故、パタヤに行くのか。それは第一に、私は海が大好きだから。まぁ生まれ育ちが海が近くであったし(岩手県宮古市)、海に対しては大きな郷愁があり海外に行くには海は外せない。
生まれて初めて海外旅に出たのは27歳の時で、東京で3年間働いて東京は面白いがずっと住む場所ではないと判断し、Uターンで盛岡に戻ろうと会社を退職しようと思っていた。その前に財形貯蓄で貯めた50万円で海外旅をしようと思い立ち、その時に行こうと思ったのがニューカレドニアだった。当時森村桂の本、「天国に一番近い島」を読んで、綺麗な海に憧れて選んだのだ。
次の仕事先も、盛岡に住む所も決めずに貯金を使って海外旅に行こうと思うなんて、とんでもないバカヤロウである。が、自分の気持ちに忠実に生きようと考えていた私は迷うことなく、旅に出たのだった。まあ、この時のことを書くとなると話が思いっきり断線してしまうので割愛する。
そんな訳で、タイ旅ではバンコク3泊、パタヤ6泊のホテルを予約してあり、残り2泊は現地で何処にホテル予約するかは決めようと考えていた。
3泊したバンコクのホテルを出発し、パタヤ行きのバスセンターがあるエカマイ駅に着いた。9時30分発のバスがあるが後5分しかない。急いでキップを買おうと窓口に行くと座席指定で残り1枚とのこと。すぐ、それを購入してバスの乗り込むと運転手の後ろ席で、窓際にはタイの若い女性が。「おお、中々ツイテル」
バスはすぐ出発してパタヤに向かう。乗ってすぐさま運転手の携帯が鳴る。運転手は当たり前に片手で運転しながら電話に出る。
「日本じゃありえない」
バンコク市内で一旦停車し若い助手が乗車して来た。ドアはバタンと閉められてない感じ。「オイオイ半ドアじゃないのか、大丈夫か?」と思いつつ見ていると、ほどなく高速道に入ったあたりで助手は居眠りを始めた。
「日本じゃありえない」
これがタイなんだと軽いカルチャーショックを受けたのだった。
車中は情報にあったように、冷房がガンガン効いて肌寒い。ここはしっかりTシャツの上に用意したモンベルの半袖ウェアーを羽織る。しばらくはそれで充分だったが、それでも半袖だから腕は寒い。
隣の若いタイ女性も寒いらしい。車が揺れるたびに腕と腕が少し触れるとお互いの体温で少し暖かい。後半はお互い少し触れても暖かさを優先させて、そのままで車中を過ごした。隣が親父だったら絶対嫌だが、中々楽しい瞬間であった。(決して私から意図的に触れたのではない)
約2時間位でパタヤバスターミナルに着いた。ここから乗合ソンテウ(50バーツ、180円)に乗り込んで市内に向かう。最初にホテル名を告げたので、その近辺で降りる形だが言葉は分からないがグーグルマップで見ると今自分が何処にいるのか、ホテルの位置も分かるので安心できる。「スマホは偉い!」
車が停車したので、そこで降りて歩きでホテルに向かう。グーグルマップがあるから迷わない。
今日から3泊するサバイリゾートホテルに着く。まだ12時半なのでチャックインできるか分からなかったが、無事チェックイン出来て部屋に入れた。
部屋は綺麗で満足し休憩して、流石に腹が空いてきたので探索を兼ねて外に出ることにした。
タイ旅4日目その2につづく。