8月3日(水)~4日(木) ★何年振りかの海水浴
久し振りにキャンピングカーに乗った。
今日(水曜日)は仕事だったが、何と仕事場にキャンピングカーで行った。駐車場は何ヵ所かあるので大丈夫なのだ。
仕事は18時で終了なので素早く帰り支度をし、今日宿泊予定の道の駅「上品の郷」(宮城県石巻市)に向かう。
1時間ほどで、道の駅に着き、隣接している温泉「ふたごの湯」に入る。
茶褐色の温泉でショッパイが良い温泉だ。温泉に入った時、
「ふ~」と思わず声が出た。
「こりぁ、いいわい。」
道の駅隣に品揃え豊富なローソンがありここで夕食を購入し車で食べることにする。
車内で好きなビデオを見ながら食事をした。
「うん、これだけでも何か楽しい。」
妻と毎日食事することも楽しいが、やはり「ひとりの時間」というのも必要だ。
「男にはひとり旅」が似合う。
温泉に入ったし、満腹だし、ビデオも見たしすぐ睡魔が襲ってきて深い眠りに落ちた。
「男のひとり旅」は単純だ。
朝4時に目覚める。
「早い!」
老人化が進んできたのかと一瞬、頭を過ぎったがお構いなしに起きた。
平日なのに、結構車中泊している車がある。
何かノッピキナラナイ事情があるのかもしれない。
朝飯(パン。何故朝パンとは言わないのだろうか)をローソンで買った。(5時前なのに開いてる。日本は便利だ!)
今日は「海を見に行く」がテーマだ。出来れば「ひと泳ぎ」したい。
周辺で泳げる海水浴場(震災の為、泳げる所がまだ少ない)を検索し『月浜海水浴場』に目星を付けていたので、朝食前に出発する。
小一時間で着いた。
バスが1台止まっているが、駐車場には他に誰もいない。まだ6時だしな。
取りあえず、普通車は500円と書いてある看板の前に止めた。その内、誰か来るだろうと朝パンを食べる。
誰か近づいて来た。
多分、駐車料金を回収に来たのだろう。私は車を降りてその人に近づく。
「×××、××××。×××・・・!」
「はっ?」
何を言っているか分からない。
歳の頃は70ちょっと。赤ら顔で無精ひげ。日焼けして鼻が少し出ている。
浜言葉だろうし、モロに訛っているから聞き取れない。
見るからに何年か前まで漁師をしていたが、今は引退し、夏の間は駐車料金回収が彼の主な仕事になっているのだろうと勝手に解釈できる。(?)
昨日の夜なんか、おかあちゃん(奥さん)に
「アンタ!いつまで飲んでるのよ!則之(息子の名前)は漁に出るから明日はアンタが駐車料金回収だからね!分かった!?お金ごまかしたら承知しないからね!」
何て、言われたりしたのだろうか。
その「オトッツァン」は又言った。
「×××、バスは×××、××!」
やっと聞き取れた。
「あのバスはアンタが乗って来たのか?あそこに止めたらダメだ。」
概略として上記の内容だ。
思わず、理解できる前に
「NO!」と答えそうになった。(思い留まって良かった)
外人と話しているのではないのだ。
「違います。」と正しい日本語で応えて、駐車料金500円払おうとして1000札を出した。
「こまけぇのがねえ」
これは分かった。
「じゃぁ、海を見て来ますので後で払いますね。」
と、二人の間に意志疎通は出来たのだった。
メデタシ、メデタシ。
朝の海は気持ち良かった。
まだ誰も泳いでいない。
写真では分からないが左側が岸壁になっていて内海のようになっていて波がほとんどない。
ブイもあり、これは泳ぎやすいだろう。
「ヨシ、泳ごう!」
と決意をしたが、赤旗がなびいており泳げるのは9時からとのことで、車に戻って寛ぐことにした。
ソファに寝ころんで「日本の川を旅する」を読む。
以前読んだ本だが、もう忘れているので新しい本を読んでるようなもので、得しているような、物忘れが進んできているような・・。
ドアを開けると風が入って気持ち良い。こんなくそ暑い日に普通車ではクーラーを付けずに車内にいることは無理だろう。これもキャンピングカーの大きな長所だ。
今日の車内をご紹介しよう。
これが通常の様子。(運転席との境にレースのカーテン運転席からこちら側に通れる)
これが寝っころがるパターン。
これが簡単に居間に出来るパターン。
そんなこんなしていて、時間が来て海に入り、ひと泳ぎ出来た。
海育ちだから「夏は海で泳ぐ」ことが習慣だったから昔の記憶を呼び起こすことが出来て楽しかった。
「うん、歳だからうんぬんというより好きなことをすることが大事だなぁ。」
そんな1泊2日のひとり旅であった。
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