長沼フートピアと南三陸への旅

長沼フートピアと南三陸への旅

 

久し振りに愛車で旅に出た。
妻と愛犬ココ、二人と一匹旅だ。

3月下旬、本来は4月からレンタカーにするつもりだったから夫婦で何処かに行こうと考えていた3連休だった。妻は2連休のみだったので

「まあ、近場でいいよねー。レンタカーは中止になったけど気分転換になるからね」

 

「そだねー」と妻は今流行りの返事を返すかと思いきや

「うん、まぁそうだね」と普通だ。

 

初日は平日夜。
普通に夕飯を食べ、ゆっくり風呂に入り9時頃出発した。 

「うん。この辺がキャンピングカーの気ままに動ける良いところだなぁ」

 

寝るだけだから近くの道の駅でいいかと思ったが、口コミをみると『車中泊禁止』とコメントがあった。

そこには以前一人で2回位、泊まったことがあったが24時間休憩所が使え、トイレもウォシュレット便座で快適だった。逆にそれが車中泊をする輩が増え、何か不都合なことをした結果なのかもしれない。

 

「じゃぁ、そこは無理かな~・・。そうか!今日は高速道の長者ヶ原PAに泊まろう。あそこは広いし、トイレも綺麗だ」

 

夜の東北自動車道は空いている。ただ、トラックは走っている。

まあ、夜の方がスムーズに走れるし時間も早いだろうが大変だろうなぁと思う。でもNHKの『ドキュメント72時間』でトラックの運転手は

「自分は運転が好きだし、こんな良い商売はないし最高ですよ」と言っていた。

う~ん、やはり人それぞれ感じることはいろいろあるんだなぁと思う。

 

長者ヶ原に夜10時頃到着し、すぐさま寝る準備に取り掛かる。

今日はココと一緒に寝れる。普段は妻の強い反対があり寝床に一緒に寝れない。キャンピングカーならお許しが出るのだ。

 

「ヨシ、ヨシ」とココを腕の間に招き入れてると睡魔が襲ってきてあっという間に寝てしまった。

 

 

翌朝、6時過ぎに起き、トイレに行ってココを散歩させる。妻はぐっすりと寝ていて起きる気配はない。

このSAはドッグランもあったが、朝露で地面はまだ濡れていて入れられない。その周りを散歩させる。

「うん、いい天気で気持ち良いぞ」

妻が起きてきて、ここで昨日夜コンビニで買ってきた朝食(パン、サラダ)を食べた。コーヒーは私が淹れる。

「さあ、行くか~!」

「今日は何処に行くんだっけ?」

「俺もまだ行ったことのない長沼フートピア公園を最初に行って、それから南三陸で海鮮丼を食べるよ」

「長沼ってどの辺?」

「まあ、ザックリ言うと宮城県の上の方だよ」それ以上は説明しない。

 

長者ヶ原SAからそのままETC出口を出て一般道を走り、約30分で着いた。

「おお、中々自然たっぷりでよさそうじゃないか」

公園内を一周回ってみた。

「あれ?この沼は・・・。そうか、ここがオリンピックで候補になったボート場じゃないか!」

「確かにボート場としては大きいし、大会をするにも充分だろう。

ん~、でもなぁ~東京オリンピックをここでやるとしたら東京からここまで来るとしたら大変だし、何も周りにないからなぁ。

一競技だけ遠い田舎でやるようなものだろうからなぁ。却下されたのも分かるなぁ」

 

3月下旬で桜はまだ咲いていないが、ここはオートキャンプ場もフリーサイトもありキャンピングカーで花見に来るには良いかもしれない。

 

まあ、公園の雰囲気を堪能し、南三陸に向かうことにした。

東北三陸道の登米から志津川IC(無料区間)まで走り、『南三陸さんさん商店街』に着いた。

 

東日本大震災で大きな被害を受けて復興中の商店街だ。

震災前と震災後の写真看板はある。壊滅状態だったことが分かる。

 

商店街で海鮮丼を食べる。

少しでも復興支援になればいい。
このブログを見て、自分達も行ってみようと思う優しい人がいるかもしれないしね。

 

この後、南三陸のホテル観洋に日帰り温泉に行った。

妻は花粉症と風邪気味の合わせ技ということでココと留守番となり、私だけ入ってきた。

ホテル観洋は5階に海が見える露天風呂があり絶景の景色だった。

ただ、びっくりしたのは受付のお姉さんに聞いたのだが大震災の時はその5階まで津波がきたとのことでいかに大津波だったかが分かる。

この写真の真ん中辺まで来たのだ。

南三陸を後にし、本来は道の駅『上品の郷』で泊まる予定だったが妻の風邪もあり、急遽その日に帰ることにした。

途中、道の駅津山で休憩し、

家路に着いた。

久し振りの二人と一匹旅だった。
ココは見知らぬ場所でいろいろ散歩できて嬉しかったようで帰りは妻の膝の上でぐっすりであった。

ただ妻は体調不良でいまいちであったようだ。次に期待してもらいたい。

 

ではまたは。

 




ABOUTこの記事をかいた人

60歳で定年退職し、夢のひとつであった「キャンピングカーで1ヶ月間北海道を旅する」を実現し、ブログを立ち上げ、さらに第二の人生を謳歌すべく毎日を「生き生き」と過ごすことを目標にしています。 「人生は楽しまなくちゃ」をモットーとしており、夢をさらに実現させようと思っています。 キャンピングカーでの楽しみや、自由気ままに思ったことを書こうと思っていますので、お気軽にご覧頂ければ幸いです。